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Zip測定環境の改善について [検査機器]

 どの種類の測定器でも、1.自然放射能の影響排除と
2.測定室温度管理が一番難しい。

 私どものヨウ化セシウムのシンチレーションZip
では、1については、機器(それ自体が鉛に覆われていて
本体50kgあるが)そのものの6面を汚染されていない
鉛板で覆って、それなりの効果を上げていました。

1483429698511.jpg

 2.については、本来はエアコンを年間通して
使用すれば良いのですが、電気代負担は大きいものが
あります。測定料金を低く抑えるには、ランニングコストは
できるだけ下げなければなりません。

 そこで、これまでは機器を木箱に収納
ペルチェ素子を使って、温度調節をしてきました。

20160414_094933.jpg

 しかし、安定性に懸念があることから、思い切って
「恒温器」の中にZipを収納して測定温度を一定に
できないか?と考えました。しかし、実験用の「恒温器」は
非常に高価ですので、私どもは、それに代用品として
ワインセラー」を購入することにしました。

 この年末年始に遮蔽用の鉛含めて総重量約150kg
の機器を分解した後にワインセラーへの再収納作業を
行いました。そして、デモ測定を繰り返し、これまでより
明らかに良好な測定結果を得ることができました。
(しかし、年末年始含めてZIpの2度の分解と収納を
行った結果、閉所期間が長くなりました)

20170112_121611.jpg

 これにより、検体を入れるbox付近はほぼ16度前後に
安定できるようになりました。

 2017年1/11から本格的に測定所を再開します。

 放射能汚染が心配なときには
 コーヒー一杯を飲むつもりで1品500円で測定を!

 12月の測定結果の整理が遅れています。
すいません。近日中にアップします。

2017年開所時期について [測定日]

 新年明けましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いします。

 開所を新年1月4日としていましたが、
準備の関係で1月10日(火)とします。
 ご了承ください。

 

年末年始のお休み 無料測定会のお知らせ [測定日]

 年末年始のお休みのお知らせです。

 12/19(月)から測定器ZIPのメインテナンスと
測定環境整備を行うことにしました。なので
2017年1/3(火)までお休みとさせて頂きます。

 年内に測定ご希望の方は12/17(土)までに
お持ちこみ下さい。

 2017年1/4(水)からリフレッシュした状態で
再開いたします。よろしくお願いいたします。

 また、1月度の無料測定会は1/28(土)1時から 行います。
 お申し込みは hsnk@tcn.zaq.ne.jp か 072-669-1897 へ

2016年11月測定結果 [測定結果]

 11月度の測定結果をお知らせします。一覧表です。
page001.jpg

 特徴的な事例を順次紹介します。

まず、加工品での検出例を紹介します
<11/3のアメリカンソース>
20161103amerikanso-su.jpg

 製造地は東京です。エビやワイン、香味野菜など
様々な材料が入っています。セシウム137のピークは
明確です。本機ではCs137(662KeV)の半数である331chに
表示されます。重量補正して1.9Bq/kg(下限値1.0Bq/kg)と
なりました。産地表示が義務付けされていない加工品
には十分な注意が必要です。

<11/10のそば乾麺>
 長野の工場で作られていますが、説明書きには
北海道産のそば粉で生産」とあります。
残念ですが、Cs137、134を検出しました。
 以下、スペクトル表を参照下さい。

20161110nagano-soba.jpg

 Cs137、Cs134のピークが共に見ることができます。
重量補正して3.2Bq/kg(但し下限値は1.4Bq/kg)と
なりました。

宮城の11/11玄米、11/26白米、11/26炊いたご飯>
 知人から送られてきた宮城のお米を
念のためと測定依頼されました。
 玄米は今年の新米です。

20161111miyagi-genmai.jpg

 懸念されたようにCs137のピークがあります。
K40によるコンプトン散乱の数値かさ上げを相殺して
1.1Bq/kgの検出となりました。

 そこでこの玄米を精米した白米の測定を
行いました。以下、その結果です。ご覧下さい。

20161126miyagi-hakumai.jpg

 Cs137のピークは見えます(331chのところ)が
値は0.6Bq/kgですが、下限値が0.6Bq/kgなので
「定量限界未満」となりました。

 次に、それを水で研ぎ、炊飯してみました。

20161126miyagi-gohan.jpg

 Cs137のピークはかすかに見える(331chのところ)ので
「定量限界未満」と判断しましたが、玄米の段階で存在した
Cs137はほとんどなくなっています。
 なので、依頼者さんには食べる前の「入念な研ぎ」を
お薦めしました。これはこれまでの測定経験からも
大事な点だと思います。

<11月福島の請戸川河川敷の泥土>
 福島浪江町付近を流れる請戸川の河川敷から採取した泥土が
持ち込まれました。
 請戸川に関係する行政のHPを見ると
水は2~3Bq/kgだが、底質は2万~38万Bq/kgあるとの
記述があるので、慎重な作業を行った。

201611hukusima-dorotuti.jpg

 持ち込まれた検体が320gより多かったので
重量補正して14800Bq/kgになりました。あまりの
セシウムの多さのために、40分で測定を中止。
 Cs137、134のピークがそのKeVにぴったりと
恐ろしいほどに合致しています。この検体は
多くの水分を含んでいるので乾燥させた320gを
測ればその倍近い数字を示すのではないか?と
思います。また、ストロンチウムのようなβ線を
出す核種もこれに含まれているのでは?とも
思います。
 福島原発事故での大量の放射性物質が
いかに環境に甚大な被害を与えるものかということが
よくわかります。放射性物質を無害化できるのは、
「膨大な時間経過」だけなのです。その間、放射線を
はき続けて人体や環境に被害を与え続けて行くのです。

 ちなみに採取した場所の空間線量は依頼者の話に
よると「地面から10㎝で2.36μ㏜/h」だったそう。
年間に換算すると20m㏜を越えるところです。

続きを読む


11/27(日)東電福島第一原発事故被災者の健康と広島・長崎の被爆二世健康実態調査報告学習講演会 [イベント紹介]

11/27(日)東電福島第一原発事故被災者の健康広島
長崎の被爆二世健康実態調査報告学習講演会

福島の被曝、そして広島・長崎の被爆の重ね合わさるもの

http://aogiri2-3.jp/indexbox/20161127.pdf
https://www.facebook.com/events/695300550637486/

■三田茂医師のお話し & 三田茂医師×守田敏也さん(フリーライター)のトーク
■11月27日(日)午後1時30分~4時30分
■ラボール京都 4階第8会議室 (中京区四条通御前西北側)
▼資料代 500円

 京都「被爆2世・3世の会」は昨年「被爆二世健康実態調査」を
行いました。今回の企画で私たちはこの成果をみなさんと共有
したいと思っています。
 三田医師は福島原発事故で被災した子どもたちなど3,000人
以上を診療してこられた医師で、東京都小平市から岡山市に
移転されています。私たちはその三田医師に「被爆二世健康実態調査」の
結果の読み解きをしていただきました。
 今回、三田医師をお招きし、首都圏のたくさんの子どもたちなどを
診られて経験からつかまれてきたこと、調査の読み込みを踏まえての、
原発事故被災者の問題と重ね合わせたお話をしていただきます。
 講演後に私たちの会員であるフリーライターの守田敏也さんと
三田医師との対談で問題をさらに深め、みなさんと一緒に
今何をなすべきかを考える場としていきたいと思います。

三田茂医師プロフィール
東京都生まれ。小平市で先代から続く三田医院で長く診療を行う。
福島原発事故後、被曝影響が懸念される首都圏の子どもたちを
中心に3,000人以上の甲状腺や血液の検査を行い、
必要な診療を続けてきた。
 この過程で被曝の深刻な実態をつかむとともに同様の検査の
実行を多くの医師に訴えてきた。
2014年4月に先代から51年続いてきた医院を断腸の
思いで閉じて岡山に移転・開業。自身や家族の防護だけでなく
人々に避難を促すための転地でもあった。
その後も精力的に全国から訪れる人々の診察を続けている。

京都「被爆2世3世の会」
電話075-811-3202

2016年10月の測定結果について [測定結果]

 遅くなりましたが、10月度の測定結果を
お知らせします。

 まず、一覧表です。

page001.jpg

 主な検出例を紹介します。

<10/11 ほうじ茶
 大手スーパーで売られていたほうじ茶です。
セシウムのピークが出ています。
134と137のバランスも悪くありません。
重量補正して3.0Bq/kgとなりました。

 昨年に続き、福島の米が持ち込まれました。
3種類の玄米とその白米です。

<10/20もち米玄米と白米>
 その中で、最近避難解除された地域の
お米の結果を説明します。
 まず、「もち玄米」のチャートです。
20161020hukusima-motigenmai.jpg

 セシウムのピークが見えます。
セシウムの吸着を防ぐためにカリウムの
化学肥料やゼオライトを土に混ぜる努力を
されていますが、まだまだセシウムが
出ています。昨年とほぼ同じ量です。

 この玄米を精米した白米のチャートが
これです。

20161020hukusima-motihakumai.jpg

 Cs134はほとんど見当たりません。
精米のぬかに含まれていたセシウム134が
なくなったからだと思われます。

 ただ、ストロンチウムなどセシウム以外の 放射性物質の有無については私たちの 機器では調べることができませんので、 ご注意ください。
 福島のほかの地域の米についても
昨年とほぼ同等の数値がでたように思います。

 もし、このお米を食す時は、何回も入念に
研ぐことを推奨いたします。

<10/24の生そば>
20161024simane-namasoba.jpg

 セシウム137のピークが明確です。
(331KeVのピーク参照 本機では数値は
半分で表示されています)
 ただし、K40によるセシウムかさ上げ効果を
減殺して0.9Bq/kg(下限0.6Bq/kg)となりました。
 生産地は島根ですが、原料のそば粉産地名の
記載はありません。加工品は購入の際に
産地を参考できないという例の一つだと
思います。

 他に<10/25の兵庫県産玄米>からも
セシウム137が出ました。これは、原発事故由来
ではなく、大気中核実験やチェルノブイリ事故から
の影響と思われます。精米すると定量限界未満に
なりました。

 高槻・市民放射能測定所は1品500円(会員)
で食べ物を測ります。お気軽にお越しください。
検体の持ち込み方はこちらを参照してください。


 








原子力規制委員会の「上水(蛇口水)のモニタリング」がセシウム汚染を報告している [ニュース]

週刊「女性自身」の記事で、原子力規制委員会の
HPに「上水のモニタリング」結果がアップ
されていることを知った。ここにあった。

 東京の水道水はセシウムに汚染されていると
この間、その事実を指摘してきたが、権力側の
規制委員会も認めていたんだな。こっそりとだが。
環境省の「基準」の10Bq/kg以下だからこっそりと
事実だけをアリバイ的に認めているのかも?

 但し、この数値は「水道蛇口から上水(蛇口水)を採取し、
ゲルマニウム半導体核種分析装置を用いて
核種分析調査を行い、自治体に報告を求めています。
平成24年1月以降は、3ヶ月間の継続採取を行い、
核種分析調査を行っています。」とあるように、
各自治体からの「報告」から成り立っているので
少し、小さく報告している可能性もある。

 福島原発事故から5年、ずっとセシウムに汚染された
水道水を飲んでいるとしたら・・・。内部被曝による
健康被害を恐れる。

次回の無料測定会のお知らせ [日頃の活動]

 次回の「無料測定会」は12/3(土)13時~15時に
行います。ご希望の方は、事前にメールか
電話で申込みの上、320gの検体をお持ち下さい。
 072-669-1897 hsnk@tcn.zaq.ne.jp

医療問題研究会の「周産期死亡増加」についての論文 [ニュース]

 10/27(木)第5回低線量被曝と健康被害を考える
集いで報告を行う医療問題研究会から、
講演の概略が伝えられました。
 是非、実際の講演をお聞きになってほしいです。

紹介します。

周産期死亡が福島とその近隣5県と千葉、埼 玉、東京
明らかに増加しているとの論文 を掲載することが
出来ました。

 ドイツのこの分野で非常に著名なHagen S cherb氏と
森 国悦、林 敬示氏の共著として 、Medicineという
インターネット専門の査読付きの医学雑誌に掲載されました。

Google「perinatal mortality fukushima me dicine」 で
検索し無料で入手出来ます。

 概略 2001年から順調に減少していた周産期死亡
( 妊娠22週から生後1週間までの死亡)率が 、 放射線
被曝が強い福島とその近隣5県(岩 手 、宮城、福島、
茨城、栃木、群馬)で2011年3月の事故から10か月後
より、急に15 .6 %(人数としては約3年間で165人)も
増加 し、そのまま2014年末まで推移してい ます 。
また、被曝が中間的な強さの千葉、東京、 埼玉でも
6.8%(153人)増加、 これらの 地域を除く全国
では増加していま せんでした。 これはチェルノブイリ後に、
ドイツなどで 観察された結果と同様です。

チェルノブイリと違い、東日本大震災では 震災と
津波の直接の影響がありました。こ れまでの同様の
調査では震災直後の一過性 の周産期死亡率の増加が
ありました。 そこで、今回は津波の人的被害が
著しかっ た岩手、宮城と比較的少なかった他の4県を
分けて検討してみると、震災直後の増加は 岩手、宮城で
著しく、他の4県では見られま せんでした。
これは津波、地震の一過性の増加は津波、 地震の影響に
よるが、10ケ月後からの増加は、津波、地震の直接的
影響ではない可能 性が高い事を示します。

中 略

 今回の結果は政府の帰還政策と関連するこ と、オタワ
宣言が強調する様に、政府とし て健康に対する
環境要因を検討することを 求めています。

[論文の意義]

1) 甲状腺ガンだけではない障害も既に生じ ている
ことを明白にしました。
2) 被曝による 障害が、福島県以外の東北関東、更に
東京 、埼玉、千葉にも広がってい ることも示し ました。
3) これまでも、同様の結果を示す幾つかの 研究が
発表されてきましたが、今回は初め て査読付きの
医学雑誌に、福島原発事故としか考えられない原因で
周産期死亡が増加 していることが論文として掲載されました 。
4) 内容的には、初めて福島とその近隣5県 を津波の
直接的な人的被害の程度の2群に分けて分析することに
より、震災直後の死 亡率の増加が津波の直接的な
影響によるこ とを示すことが出来ました。
5) ドイツの専門家との交流を発展させ、今 回初めて
共同作業での成果を出すことが出 来ました。

「これからの運動上の方針」
この成果を、 出来るだけ多くの人に知らせます。


10/27(木)第5回低線量被曝と健康被害を考える集いが大阪で開催 [イベント紹介]

第75回公衆衛生学会-自由集会-
第5回低線量被曝と健康被害を考える集いの
案内がありましたので紹介します。


 10月27日に大阪で開催されます、第75回公衆衛生学会の
中で開催します-自由集会-「第5回低線量被曝と健康被害を
考える集い」のご案内をさせていただきます。
 福島原発事故以来、山口、津、宇都宮、長崎で
開催してきた自由集会も、本年で5回目となり、
今年は大阪が会場です。

医療者と共に、一般市民の方もご参加ください。

**********************************************
日時:10月27日(木) 18:00~20:00
会場:CIVI研修センター新大阪東 7F E705 http://www.civi-c.co.jp/access.html#higashi

報告1.「甲状腺がん検出状況の報告と100ミリ
シーベルト閾値の問題」
津田 敏秀 (岡山大学大学院環境生命科学研究科)

報告2.「福島を含む汚染都県における周産期死亡の増加」
(医療問題研究会)

議論:参加者と
************************************************

岡山大学の津田先生は、国際環境疫学会が発行する
“Epidemiology(疫学分野のトップジャーナル)”
に福島県の小児甲状腺がん多発を疫学的に分析
した論文を発表され、昨年10月オンライン上で
先行公開されて、本年5月に正式掲載され、
今話題になっています。
 小児甲状腺がんの多発は「スクリーニング効果」
ではなく、「被ばくによる過剰発生」であると
結論づけておられます。

 論文が掲載に至るには、専門家たちの厳しい査読を
経ており、甲状腺がんの異常多発という事実が、
質の高い科学的根拠として国際的に評価されたことを
意味しています。
 今、福島における甲状腺がんの多発が世界中に知られ、
昨年からこの問題が、世界最大の環境汚染などを
専門とする国際環境疫学会(ISEE)で議論され、
甲状腺がん異常多発を認める意見が疫学の専門家で
圧倒的多数になっています。

 最近は、「第5回放射線と健康についての福島国際
専門家会議」(本年9月)や、甲状腺がん多発に関する
「批判論文」も幾つか出ています。しかし、その内容は、
甲状腺がん発見の地域差の検討やチェルノブイリの
患者の年齢比較などにおいて科学的内容に大きな
問題点を持つものになっています。
 当日の集いでは、甲状腺がん多発、低線量被ばくの
危険性=100ミリシーベルト閾値の問題などに関して、
科学的根拠に基ずく医療的議論、論争を通じて真実を
明らかにしていきたいと思っております。

そして、福島原発事故後の広範な健康被害の増加を
考えていきます。本年9月に、原発事故後の放射線被曝が
強い福島とその近隣5県で周産期死亡が明らかに
増加しているとする医学論文が、Medicine
(インターネット専門の医学雑誌)に掲載され、
今話題になっています。
 甲状腺がんだけでない障害も既に生じていることを
明白にしたこと。被ばくによる障害が、福島県以外の
東北関東、さらに、東京・埼玉・千葉にも広がっている
ことも示したこと、で大きな意味があります。
医療問題研究会の以下のサイトで概略、論文 (PDFで閲覧)がご覧になれます。
 福島原発事故と関連して周産期死亡が増加したとの
論文が医学雑誌『Medicine』に掲載されました
http://ebm-jp.com/2016/10/media2016002/ )

 今年で5年目を迎える「低線量被曝と健康被害を考える集い」
ですが、多くの人々にご参加をいただきながら、
公衆衛生医療を担うものとして問題を深める作業を行い、
一歩でも解決に向かう活動を行いたいと考えています。
ご意見、そして、ご参加いただけることを心より願っています。

医療者と共に、一般市民の方もご参加いただけます。
なお、当日は、公衆衛生学会-自由集会-主催の運営と
なります点をご了解ください。

代表世話人:津田 敏秀(岡山大学大学院環境生命科学研究科)
連絡先:「第5回低線量被曝と健康被害を考える集い」実行委員会
たかまつこどもクリニック 高松 勇
FAX 06-6167-8902,
meeting0522@gmail.com
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