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毎日新聞「ダム底 基準値超セシウム」記事からわかること [ニュース]

 9/25(日)毎日新聞が「ダム底 基準値超セシウム」と
一面で報道している。森林から川を伝って流入した
放射性セシウムが濃縮され、ダム底に堆積してことを
環境省調査結果に基づき説明している。すなわち、
福島県内10カ所のダムに貯まった放射性セシウムは
多いところで84439Bq/kg、少ないところでも
10940Bq/kgとの結果。

 記事をよく読むと、「指定廃棄物の基準(8000Bq/kg)を
越えるダムは福島県内の10カ所」とあるが、調査対象は
岩手から東京までの9都県の73カ所のダム」とある。
但し、「表層の水は1~2Bq/ℓ」だから、そのままダムに
閉じ込め(放置し)て置いた方が良いとの環境省の
考えのようだ。

 当ブログでは、再三再四、検査結果を基に「東京
埼玉の水道水はセシウムで汚染されている」と
警告してきたが、その汚染原因がはっきりしたように思う。

 東京都のダム底に貯まったセシウムの量(公表は
なされていないが)は8000Bq/kg以下ではあるが、
明確に存在しているといことをこの記事は暗に
述べているのである。そのセシウムが少しずつ
水道水の中に混入していると考えれば、
zipによるセシウム検出結果は合点がいくことになる。

 東京の水道水は10Bq/kg以下かも知れないが、
セシウムの汚染されている。「直ちに人体への
影響はない」かも知れないが、内部被曝した
その影響は少しずつ現れると危惧している。

 すべてのデータの公表を強く求めたい。




 

zip測定能力のチェック [測定結果]

 当測定所が使用しているCsIシンチレーションZip
わずか320gの検体で10時間測定することで
ほぼ下限値0.6~0.9Bq/kgまで測定が可能という
優れものです。

 私たちは、このシンメトリック社Zipの測定能力を
次の試料を使って定期的にチェックしています。

20160915_104517.jpg

  シンメトリック社の2015年4/1提供の「5Bq試料」です。
この試料は、 「Cs137が3.89Bq、Cs134が1.11Bq、 合計5Bq」と
いうもの。一級の検査技師でもある野中社長が作成したものです。

 両Csともご存じのように放射線を出して
崩壊していきます。(半減期はそれぞれ30年と2年)

 <2016年9/1測定結果>

 2015年4/1から518日経過しています。その時点での
Cs量は理論値では、
Cs137が3.77Bq、Cs134が0.7Bqで、合計4.47Bqと
なっています。

 スペクトル表を見てみましょう。

20160902-5Bq試料.jpg

 Cs137は4.0Bq/kg、Cs134は0.5Bq/kg、合計4.5Bq/kgと
なりました。若干の誤差はありますが、ほぼ理論値と
同じ結果が出ました。

 確かな試料を使って測定能力をチェックし、それを 公開することは非常に大切であると私たちは
考えています。

 測定への信頼に関わるものと思います。

8月測定結果について [測定結果]

 2016年8月の測定結果についてお知らせします。
8月はお盆期間中の閉所もあり17品目を
測定しました。

 page001.jpg
 特徴的な検体について説明します。

<8/24の福島マスク>
 6月に福島市内へボランティアに行かれた
方が、一日4時間の屋外にいた時に使用した
マスク4枚分(約50g)です。

 20160824福島マスク.jpg

 セシウムのピーク(662keV スペクトル表では331chに表示)
はありません。念のため20時間測定を行いましたが、
不検出と判断しました。
 ただ、このマスクの性能がよくわかりません。
セシウムは濾過できなかったのかもしれません。
もちろん、β線を出すストロンチウムなどはこの
機器では測定できません。

<8/28福島もやし2>
 秋田市内で販売されていた「福島県産もやし」
を2種類測定しました。普通1パック40円前後
で売られているもやしですが、秋田のスーパー
では福島県産のもやしが20円を切って売られて
いたそうです。
 もやし1は、1パック20円少し、もやし2は20円を切る
価格。

 もやし1は「定量限界未満」でした。セシウムの
ピークはあるので、セシウムがあることは間違いないが、
下限値より低いので、その量を定めること(定量)が
できないことを意味します。

20160828-福島もやし2.jpg

 もやし2のスペクトル表です。
Cs137のピークは少なくとも間違いなく
存在します。合計で0.9Bq/kgとなりました。
もやしの主成分はほとんど水ですので
もやしを乾燥させて測定すればもっと
正確な測定ができますが、量が足りません。

<8/27 カレールー>
20160827-カレールー.jpg

 大阪で売られていた「子ども用」と表示の
あるカレールー」を測定。
 Cs137のピークは間違いなく存在します。
合計で1.3Bq/kgです。
 少なくとも「子ども用」としては不適切な
商品といわざるを得ません。
加工品は産地表示が義務づけられていません
のでセシウムの出所を特定できないのです。

 今後も加工品へのセシウム混入に警戒が
一層必要です。

 不安に思ったら是非一度測定して
見ましょう。当測定所は1品500円(会員)
で測定しています。

9/25(日)無料測定会のご案内 [日頃の活動]

本測定所では食品の放射能測定に関心を持って
頂けるよう毎月1回、無料測定会を行っています。
 9月は9/25(日)13時~15時に行います。

 食品や土壌の放射能検査の実際を追体験して
頂けます。東京都内某所で採取した
セシウムに汚染された「道路上の土」の
デモ測定も行います。
 測定希望の検体は320gをご持参下さい。

 電話(本澄寺 072-669-1897)か
メール(hsnk@tcn.zaq.ne.jp)でお申し込み下さい。

埼玉県川口市の水道水からもCs-All49.6Bq/kg [ニュース]

葛飾区の金町浄水場からの蛇口水に含まれる
福島第一原発事故由来のセシウムを数多く測定して
こられた「シーディークリエーション」から
新情報を頂きました。紹介します。

 埼玉川口市の水道水からもCs-All49.6Bq/kgを
検出したというもの。

 水道水をゼオライトで吸着させて、それを測定
しています。首都圏の皆さん、この事実をよく
見てほしいと思います。

 記事はこちらをご覧下さい。




6月測定結果の一部訂正(6/16抹茶入り煎茶にははやりCsがあった) [測定結果]

 6月の測定一覧を再掲します。

page001.jpg

 6月の測定結果ですが、どうしても
気になるものが1つありました。

6月16日静岡抹茶入り煎茶>です。

 この時点での評価は、Bi214を誤検出していると
判断し、「不検出」としました。
 しかし、これまで多くの静岡茶を測定してきましたが
そのほとんどが数ベクレルは検出していましたので、
気になっていたのです。そこで、8月再測定を
行うことにしました。と共に懇意にして
もらっているゲルマ測定器(テクノエービー社TG1508)を
お持ちの測定所にも測定依頼を行い、
クロスチェック(48時間測定)を行いました。

(1)当測定所の再測定の結果
20160805izuoka-sentya.jpg

 検体の重量(当使用機器は320gが基本)が
220gなので重量補正をした結果、
 AllCs:2.5Bq/kg Cs137:1.6Bq/kg Cs134:0.87Bq/kg
となりました。ただし、重量が320gに満たないので
下限値1.3Bq/kgです。

 どの測定器(シンチレーション)でも、K40の値が大きと
コンプトン散乱を引き起こし、セシウムの量を多めに
測定してしまいます。特にK40 の多いお茶は尚更です。
 そこで当測定所の使用機器(Zip)では、K40の影響を
限りなく小さくするためにBG(バックグラウンド)に
重さの異なる数種類の炭酸カリウムのスペクトルを
測定してそれをBGにしています。
 このお茶の場合は3gの炭酸カリウムを
BGにすると、このお茶のK40の影響を限りなく小さく
することができました。

(2)ゲルマでの測定(48時間)結果
 ゲルマで48時間測定して頂いた結果が
出ました。

 AllCs:2.3Bq/kg Cs137:1.9Bq/kg Cs134:0.4Bq/kg 下限値は0.3Bq/kg
 
 ゲルマの測定結果と当測定所のそれとは
Cs134の数値は若干異なるとはいえ、
総量ではほど同じ結果となりました。
私たちは、こうしたクロスチェックを時々行うことで
測定の精度を確かめています。

 結論:6/16測定、8/5再測定した「静岡抹茶入り
煎茶」では総量2.3Bq/kg~2.5Bq/kg程度の福島原発事故 由来のセシウムがありました。
  
 以上、訂正いたします。(T)



2016年7月の測定結果について [測定結果]

 7月の測定結果をお知らせします。
page001.jpg

 セシウム検出例をお知らせします。

<7/14和歌山イサキ>
 5月に測定した(5/25)和歌山のイサキと同じ日に
釣れた別個体を測りました。内蔵を取り出し
可食部だけを測定。5/25の個体は1.1Bq/kg(下限値
0.9Bq/kg)でしたが、今回もほぼ同じの1.2Bq/kg
(下限値0.9Bq/kg)

 赤いスペクトルは個体のもの、土色のスペクトルは
K2CO3の0.5gバックグラウンド(BG)です。K40の値が
大きいとコンプトン散乱がおきて、セシウムの
測定結果をかさ上げするので、私どもの測定所では
できるだけK40の値を下げるBGを検体に合わせて
使用しています。
 同じ日に釣れた2固体のイサキの測定結果が
ほぼ同じになりました。

<7/17の干し椎茸>
2016717nara-siitake.jpg

 奈良産の干し椎茸を測定しました。
重量補正して、残念ながら6.2Bq/kg(下限値2.6Bq/kg)を
検出。これまでの測定でも椎茸からCs137の検出例は
時々ありましたし、他の測定所でも検出例は
よくあります。原木が福島産でなくても大気中
核実験やチェルノブイリ事故によって汚染されて
いると考えるしかありません。

 そこで、この干し椎茸を水によく戻した後に
その水をよく絞って測定しました。

 その結果が次の<7/17水戻し椎茸>です。

2016719nara-siitake-mizumodosi.jpg

 0.7Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)となりました。
セシウムは水に溶けるので、減衰したものと
思われます。福島のお米や白菜でも過去に
試してみましたが、同様に減衰効果を得ることが
できています。もちろん、干し椎茸の戻した
だし汁は料理には使えません。
 ちなみにブログ管理者の私は、福島事故以来、
「椎茸」は購入していません。

 8月は次に期間を閉所いたします。 8/12(金)~8/17(水)

 なお、8/25(木)、8/26(金)に 親子無料測定会&見学会を行います。お子様の
夏休み「自由研究」にどうでしょうか?
共に1時~3時です。
 

8/25(木)、8/26(金)無料測定会&親子測定会 [日頃の活動]

 本測定所では食品の放射能測定に関心を持って
頂けるよう毎月1回、無料測定会を行っています。
8月は夏休みということで、親子測定会を兼ねて
行います。
 日時と時刻はは8/25(木)と26(金)の両日で
13時~15時。

 食品や土壌の放射能検査の実際を追体験して
頂けます。お子さんの夏休み「自由研究」としても
活用頂けると思います。
 東京都の「道路上で採取した土」のデモ測定も行います。

 電話(本澄寺 072-669-1897)か
メール(hsnk@tcn.zaq.ne.jp)でお申し込み下さい。

 

2016年6月測定一覧 [測定結果]

 機器のトラブルで6月は後半に測定できず、
検査総数が減りました。

 まず一覧表を見てください。
 
page001.jpg

 検出例を説明します。

<6/10 千葉の落花生>
20160610rakkasei.jpg

 落花生は地中に実をつけます。土壌汚染の
影響を受けていることがわかります。
重量補正して2.1Bq/kgの検出。但し下限値は1.2Bq/kg

 

<6/12 静岡の培養土>
20160612baiyoudo.jpg

 どこにでも売っていそうな家庭菜園用の
培養土です。重量補正して2.9Bq/kgとなりました。
 但し下限値は1.4Bq/kg

 環境省は8000Bq 以下の放射性廃棄物含む除染土
を公共事業に再利用しようとしています。
(100Bq を超えるものはドラム缶に入れて管理する
ことになっているにも関わらず)
放射性物質を含んだ廃棄物が有償で引き取られる
はずはありません。逆に渡す側がお金を払って
引き取ってもらう(これを「逆有償」という)しか
ありません。
 この方針でいけば、除染土は産廃業者には
「金のなる木」になります。政府からお金を
(これは私たちの税金)もらって、除染土を「再利用
」する。これは「税金を使っての汚染の拡散」です。

 東電という一私企業が引き起こした事故の
後始末を税金で処理し、あまつさえ汚染を
全国に拡大するという二重に問題があると
言えます。

 「培養土」「腐葉土」と名前を変えて
全国に売られる日が遠くないことを思わせます。 

7/11(月)より測定所復活!7/24(日)無料測定会 [測定日]

 機器のトラブルで閉所していましたが、
ようやく修理が完了しました。
 検査申込みをお待ち頂いた皆さん!
お待たせしました。

 機器の微調整や各種バックグランド測定を
行い、7/11(月)から平常業務
に入ります。

 また、延期していた無料測定会&見学会は 7/24(日)13時~15時に開きます。
 多くお皆さんのご参加をお待ちしています。
特に、お子さんの「夏休みの自由研究」としても
意味があるのではないでしょうか?

 お一人1品(320g持参されたし)を検査します。
必ず13時にご集合ください。
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