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2/26(日)産廃焼却炉に関する企業の上牧自治会への説明会 [高槻産廃焼却炉問題]

 26(日)の住民説明会は、会場を満杯の地域住民が
集まり、会社が用意した120部の資料が不足するほど。
遠くは、風下にあたる枚方市民も参加。外にもあふれるほどで
関心の高さは想像以上でした。
 測定所スタッフも本澄寺に測定所開設している関係で
この説明会に参加しました。

20170226_171437.jpg

写真中央の「内ヶ池」側に建設が予定されている。
高槻インターと171号線合流地点とすぐ側にある

 都市クリエイトの説明を受けて、質問が次々と出され
ました。どの意見や質問も当惑、怒りで充ち満ちて
いました。

 やりとりを通じて私が聞き取ったこと(詳細なところでは
聞き違いがあるかもですので、後日出されるであろう地元自治会の報告書を
ご覧下さい)で大事と思った点をアトランダムに列挙します。

( )内の文章はブログ管理者の感想や評価です。

1.焼却炉の構想は2016年2月頃に会社内でできた。
 2016年9月頃に高槻市に相談し、すりあわせをした上で、
 2017年2/15に「産業廃棄物処理施設設置の事前審査の
 申請」を行った。今はその内容を高槻市が「精査」している。

 (追記。上記のような説明を企業側は行いましたが、高槻市当局
に自治会が問い合わせたところ、「相談は受けている」との
回答。企業側が、この「相談」を「事前審査」と捉えていると
思われる。企業が「嘘の説明」を再三しているのに、市側が
企業を「指導」している様子がないのは訝しい限り)

2.今後の会社が考える工程表(希望)は
 2017年4月頃に事前審査合格をもらって「事業計画書」と
 「環境アセス」を高槻市に提出→広告閲覧
 2017年6月頃? 高槻市の「都市計画審議会」
 2017年7月頃? 大阪府「都市計画審議会」
 2017年8月頃  設置許可申請
 2018年2月頃  工事着工(工事は11ヶ月)
 2018年末    施設完成
 2019年1月   3ヶ月の試験操業後に本格操業

 (これらの工程表はあくまで業者側の「希望的見通し」
である。現在の実際段階は事前審査の「事前相談」の
段階と思われる)

3.処理能力
 94.5t/日産廃を処理 発電は770㎾
 24時間操業、300日/年稼働(30日連続停止、3日/月停止)

4.なぜ、五領地区に設置なのか?安全なのか?の問いに
 「すでにクリエイトの処理施設がここにある」ことと
 「高槻インターの出口に近いことを考慮した」。
幼稚園小学校中学校、高校などがあり、住宅地の
中に作ることの問題点は考慮していないようだ。
ただ、「絶対とは言えないが、安全だと考えている」との
回答もあり。)
 
5.都市クリエイトは上牧の焼却炉建設の他に豊中市に
 2カ所建設計画を持っているとの表明があった。
 (豊中市の住民の皆さん、ご注意を!)

6.医療産廃は2割程度
(他の8割は何を?「近畿一円の産廃受け入れ」「放射能産廃の
受け入れは考えていない」との表明もあったが、一端施設が
完成すれば、「高速インターがあるから」の説明を聞いて、
8000ベクレルを越える産廃受け入れへの危惧は残った。)

7.専門的な質問については文書で回答、回答できない時は
 不提出理由書を文書で提出する。

8.非常用電源はない。タービンが回っているので問題ない。
(安全安心を言いたいのはわかるが、洪水、地震などの
非常事態への対応策は未だ検討されていないのでは?
 昭和28年のこの地域を襲った大洪水の事例を指摘した
住民の意見には回答に窮した。)

9.説明会は今後も理解してもらえるように行う。
 「樟葉や八幡の近隣地区でもやってっほしい」との
 意見にも強い要望あれば行うと表明。

(但し、「この事案は住民の同意を必要としていない」との
スタンスは崩さない。見切り発車の感触あり)

 説明会途中に参加者から「この説明会内容の産廃焼却炉に
反対の人は挙手下さい」の声があり出席者全員が挙手して
散会しました。

 次回は五領連合自治会への説明会があります。
 3/20(日)14時~と17時~の2回。場所は
 五領小学校横にある五領公民館2階です。
 

国立研究開発法人産業技術総合研究所の「標準玄米」試料測定 [検査機器]

「国立研究開発法人産業技術総合研究所」
が開発した「放射性セシウムを含む玄米の認証標準物質」
(以下、「標準米試料」と略す。2012年8/31から頒布)を
ZIPで測定し、ZIPの測定能力にどれほどの正確性が
あるのか検証してみました。

1.「標準米試料」とは?
玄米粒で試料量は81 g(正味質量)
放射能濃度 Cs全体 85.4 Bq/kg(2012年8/1段階)
その内訳は、Cs137が51.8、Cs134が33.6でCs全体85.4Bq/kg
となっています。
 この試料について、産総研のHPではこう書かれています。
「今回頒布する認証標準物質の放射能濃度は約85 Bq/kgであり、
厚生労働省による一般食品の放射性セシウムの基準値
(100 Bq/kg )より若干低い。そのため、検査機関が
この認証標準物質の放射能を正しく測定できれば、
基準値を超える食品の放射性セシウムの測定が
できることの確証となる」と。
つまり、測定器が正しく測れているかの大きな目安となるわけだ。

2.頒布された試料の現在の理論値(計算値)
 頒布当時Csは85.4Bq/kgだったが、経年しており
値は減少しているので、現在の推定理論値を示します。
 Csall 53.99Bq/kg  Cs134 7.32Bq/kg  Cs137 46.67Bq/kg

3.当測定器(ZIP)を使って10時間測定の結果

 20170215hyoujun-genmai-hon20h.jpg

 ZIPは検体は320gですが、標準米試料は81gです。
打ち出されている数値を重量換算する必要があります。
その結果は次の通りです。

 ZIP測定値 Csall 52.9Bq/kg  Cs134 7.50Bq/kg  Cs137 45.83Bq/kg
  計算値 Csall 53.99Bq/kg  Cs134 7.32Bq/kg  Cs137 46.67Bq/kg

下限値(ZIPでは誤差数値の3倍が下限値となる)は
本体が81gなので、重量換算して3.6Bq/kgです。測定値と
計算値との差はわずかに-2.02%です。


 検体がお米なので天然核種が妨害を行っているかも?と
考え、Cs137のカウントが1カウントしかなかった
「丹波産の白米のスペクトル」をBGにしてみました。
 スペクトル表をご覧下さい。

20170215hyoujun-genmai-hakumaibg.jpg

 空の20時間BGの時と同じように重量換算してみると
こうなります。

 ZIP測定値 Csall 53.73Bq/kg  Cs134 7.51Bq/kg  Cs137 46.22Bq/kg
 計算値  Csall 53.99Bq/kg  Cs134 7.32Bq/kg  Cs137 46.67Bq/kg

 下限値は3.6Bq/kg。その差はわずかに-1.15%になりました。
 トータル値でもマイナス1%強。標準米試料がわずか81gにも 関わらずです。手前味噌ですが、ZIPの優秀性を改めて実感した
次第です。

 このように当測定所では、この「標準米試料」の他にも
ZIP販売元のシンメトリック社が開発した「5ベクレル試料」を
定期的に測定して、機器の正確性を確認しています。

 高槻・市民測定所は「1ベクレルまで測る」ことに
拘って活動します。




高槻「産業廃棄物焼却炉」について企業による地元上牧自治会への説明会 [高槻産廃焼却炉問題]

 2/26(日)に今問題となっている「都市クリエイト」による
「焼却発電設備新規事業」の住民説明会があります。

 2/26(日)6時開始 場所は上牧公民館2階
 測定所がある「本澄寺」の正門の前に
 地元消防団の施設があるその2階です。
 本澄寺には駐車場があります。



 非常に狭いです。参加ご希望の方は早めに
お越し下さい。

 地元の「上牧自治会」が作成したチラシを
ご覧下さい。
20170223_115151.jpg

 チラシにあるように、3/20(日)にも五領公民館でも
14時~と19時~の2回の説明会が行われます。

 事業者は「都市クリエイト」です。高槻市内の
ゴミなどを回収しています。他にも産業廃棄物を
受け入れて選別・処理しています。今回、約95トン/日の
産業廃棄物を受け入れて焼却する炉を建設すると
いうのです。

20170223_120652.jpg



 受け入れるものは「産業廃棄物」(廃油、汚泥、ゴム。金属くず
、がれき、廃プラスチック等)と「特別管理産業廃棄物」
(感染性産業廃棄物、廃油、廃酸、廃アルカリなど)です。

 半径1キロ内に保育園(4カ所)、小学校(2校)、中学校(1校)
高校(1校)があります。全部で10カ所程度あり。焼却温度は
相対的に低い?温度のためダイオキシンや金属(鉛、銅、ヒ素など)などの
有害化学物質が飛散し、健康に影響を与えると共に田畑の汚染も
懸念されます。煙突もこの規模の焼却炉からすると低いとの
専門家の指摘もあります。

 しかも、会社の説明会案内には「計画中の事業につきましては、
住民の皆様の同意を必要としません」がと
わざわざ、念を押すその姿勢も疑問です。

 因みに、事業者は「都市クリエイト」、焼却プラント
株式会社アクトリー」、建築工事担当は「大和ハウス」
となっています。

 この建物の隣(京都寄り)に焼却炉建設予定地が
あります。

20170223_120956.jpg

 また、建物のすぐ大阪寄りには「新名神と国道171号線の
合流地点」の標識もあります。

20170223_120644.jpg

 受け入れる産業廃棄物は「近畿一円から」と口頭での説明が
あったようですが、新名神高槻インターの出入り口のすぐそばに
建設予定地があります。業者は「考えていない」との
口頭説明もありましたが、一方で今、環境省の音頭取りで進められようと
している「8000ベクレル未満の産業廃棄物」の処理の動きがあるだけに
もしや?と懸念は残りました。

 地元自治会だけでなく、高槻市内、風下の島本や枚方からも
関心が寄せられています。

 この件で情報やご意見あれば、こちらにお寄せ下さい。
 hsnk@tcn.zaq.ne.jp

 

世田谷の自宅にあった座布団綿とカバーからもセシウム検出 [試験検査]

 世田谷から原発事故後2年で大阪に避難された方の
検査依頼品の結果は前にお知らせしました。
 こちらを参照ください。

 さて、今回紹介するのは、原発事故以前から
平成14年1月まで世田谷のご自宅で使用していた
座布団の綿とカバーです。

1.座布団の綿

20170203setagaya-zabutonwata.jpg

 BGは空状態で20時間測定したものを使用。
 重量は49gなので重量補正、カリウムによる
かさ上げを補正して、セシウム総量は3.3Bq/kgと
なりました。
 しかし、下限値(ZIPでは、下限値はスペクトル表の
誤差表示の数値×3になります。この場合は0.2×3=0.6
ですが、重量が49gなので補正が必要)も重量補正
すれば3.9Bq/kgとなります。従って、この綿のセシウムは
下限値より少ないので「定量限界未満」と判断しました。
 しかし、いわゆる「セシウム3兄弟」のピークが明確なので
怪しい!

2.座布団カバー

 そこで、この綿を包むカバーを測定しました。
BGは空状態で20時間測定したものを使用。

20170119setagaya-zabutonkaba.jpg

 ここでもセシウム3兄弟のピークが明確です。
綿より数値も大きい。中より外の方が汚染度は
高いと納得できます。
 検体の重量は177gなので重量補正、カリウムによる
かさ上げ補正して、セシウム総量はなんと11.6Bq/kgと
なりました。ただし、下限値は(0.3×3×320÷177=)1.6Bq/kg。

 服や布に一端吸着したセシウムは簡単に
除去できないことがここでも明らかになりました。

 依頼者の感想は、「東京圏の皆さんは家屋内だから
そこまで汚染されていないだろうと思いがちですが、
決してそうではないと改めてわかった」と言われました。

 zipでは検体は320gが基本なので測定には320g
ほしいのですが、ものによればそれができないこと
もあります。しかし、少なくてもこの程度のセシウム
があるものならほぼ正確な結果を出します。

 明日は「国立研究開発法人産業技術総合研究所」
(産総研)が原発事故後の2012年8月に開発した
「放射性セシウムを含む玄米の認証標準物質」の
ZIPによる測定結果を公表します。
 

2/26(日)無料測定会 [日頃の活動]

 2月の「無料測定会」は2/26(日)13時~15時に
行います。ご希望の方は、事前にメールか
電話で申込みの上、320gの検体をお持ち下さい。
 072-669-1897 hsnk@tcn.zaq.ne.jp

2017年1月測定一覧 [測定結果]

 少し遅れましたが、新年1月の測定結果を
お知らせします。

 一覧表をご覧ください。

page001.jpg
 <1月13日の福島産白米>
 依頼された方の話では、震災前から購入していた
福島産のお米で震災後も時々食べているが、心配に
思えたので、検査に持ち込まれたそうです。

20170113hukusima-hakumai.jpg
 Cs137に数値が出ていますが、331chにピークが
ありませんので、不検出です。数値は誤検出と
考えます。下限値は0.6Bq/kg。
 結果を見た依頼者も「すっきりした」とのこと
でした。
 心配する前に気軽に測定を!

 検査品目が少なかったのでどんな測定を
しているのかその一端を<1/25大阪の松葉>の
データを見ながら説明します。

 どこのシンチレーション測定器でも必ず
測定器に何も入れず空の状態で測定したものを
バックグランド(BG)として使用します。
当測定所では20時間測定で空のBGをとります。

 そこでこの松葉の測定結果と空のBGを重ねてみます。

20170125osaka-matuba01.jpg

 土色線が空の20時間BG、赤色線が松葉です。
K40は自然界にどこでもある放射性物質です。
この数値が大きいとK40(730ch)の左側で赤線と
土色線が大きく離れているのがわかると思います。
測定結果を「かさ上げ」しているのです。
専門的には「コンプトン散乱」というそうです。

 そこで、当測定所の機器(zip)では、K40の影響を
減らすために、様々な重量の炭酸カリウム(0.3g~
6g)のBGをあらかじめ測定しておき、検査品のk40を
できるだけ相殺するようにするのです。

 この松葉の場合、「炭酸カリウム0.5gBG」を使用しました。
そのチャートをご覧ください。

20170125osaka-matuba02.jpg

 K40の値は85→10Bq/kg程度に減っています。
空のBGを使ったチャートと比べるとk40の左側の
曲線にほとんど重なっていることがわかります。
「コンプトン散乱」を限りなく捨象できたことに
なります。

 Cs137(331ch)には小さなピークがあります。
 Cs134(398ch 302ch)にはピークがありません。

 下限値は重量が少ないので換算して1.2Bq/kgです。
(もし、この松葉が規定量の320gあれば、下限値は
0.6Bq/kg) 従って、この松葉は、Cs137のピーク
があるのでCs137はあることはあるが、定量は確定できない。
つまり、「定量限界未満」(この場合は1.2Bq/kg)と
なるわけです。

 当測定所では
シンメトリック社が作成した(2015年4月)「5Bq試料」
を定期的に測定して機器(zip)の正確さを担保している
ことを最後に申し添えます。

 

 

新名神工事現場のフレコンと上牧「焼却発電設備新規事業」 [高槻産廃焼却炉問題]

 高槻の新名神工事が「佳境」に入っている。

 そんな中、2月始め地元の方から高槻インターチェンジ工事付近で
大量の黒色フレコンがあり、福島の原発に関する高濃度汚染土
ではないのかとの心配から調査してほしい旨のメールが
ありました。

20170202_133401.jpg

 そこで、我々スタッフは早速現地に飛びました。
このフレコンは土留めに使用されているのものです。
写真の右端には写っていませんが、大量のフレコンが
重ね置きされています。

 フレコンのある現場には立ち入ることができなかったので、
古いフレコンのある橋の下、更にフレコンから20mくらいの
位置等3カ所でガイガー2種と検査機器IFKR-254で
それぞれ1000秒測定しましたが、幸いにγ線は飛んでなかった。
空間線量もどの箇所も変化はなく、0.12~0.15位を推移。
地元の方の心配は杞憂だったようです。

 しかし、杞憂で済まないのが、最近判明した
都市クリエイト(高槻のゴミ回収業者)」が上牧171号線側に「産廃焼 却炉」(小規模発電もやる)を建設しようとしていることです。
2/26(日)に業者が地元自治会の要請で説明会を開く
ことがわかりました。2018年1月?にも操業開始する計画
らしい。本日現地を観察しましたが、田んぼの埋め立ても済んで
焼却炉建設はいつでも可能と思われる状況です。

 これは、今、全国的に進められようとしている
「8000ベクレル以下の産廃焼却」の大阪に於ける
「手始め」ではないか?と疑っています。

 この焼却炉の建設予定地は「新名神の高槻インター」と
171号線が合流する地点のすぐそばにあることも意味深です。

 高槻市民としてもこの動きを注視していこうと
思います。