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2017年1月測定一覧 [測定結果]

 少し遅れましたが、新年1月の測定結果を
お知らせします。

 一覧表をご覧ください。

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 <1月13日の福島産白米>
 依頼された方の話では、震災前から購入していた
福島産のお米で震災後も時々食べているが、心配に
思えたので、検査に持ち込まれたそうです。

20170113hukusima-hakumai.jpg
 Cs137に数値が出ていますが、331chにピークが
ありませんので、不検出です。数値は誤検出と
考えます。下限値は0.6Bq/kg。
 結果を見た依頼者も「すっきりした」とのこと
でした。
 心配する前に気軽に測定を!

 検査品目が少なかったのでどんな測定を
しているのかその一端を<1/25大阪の松葉>の
データを見ながら説明します。

 どこのシンチレーション測定器でも必ず
測定器に何も入れず空の状態で測定したものを
バックグランド(BG)として使用します。
当測定所では20時間測定で空のBGをとります。

 そこでこの松葉の測定結果と空のBGを重ねてみます。

20170125osaka-matuba01.jpg

 土色線が空の20時間BG、赤色線が松葉です。
K40は自然界にどこでもある放射性物質です。
この数値が大きいとK40(730ch)の左側で赤線と
土色線が大きく離れているのがわかると思います。
測定結果を「かさ上げ」しているのです。
専門的には「コンプトン散乱」というそうです。

 そこで、当測定所の機器(zip)では、K40の影響を
減らすために、様々な重量の炭酸カリウム(0.3g~
6g)のBGをあらかじめ測定しておき、検査品のk40を
できるだけ相殺するようにするのです。

 この松葉の場合、「炭酸カリウム0.5gBG」を使用しました。
そのチャートをご覧ください。

20170125osaka-matuba02.jpg

 K40の値は85→10Bq/kg程度に減っています。
空のBGを使ったチャートと比べるとk40の左側の
曲線にほとんど重なっていることがわかります。
「コンプトン散乱」を限りなく捨象できたことに
なります。

 Cs137(331ch)には小さなピークがあります。
 Cs134(398ch 302ch)にはピークがありません。

 下限値は重量が少ないので換算して1.2Bq/kgです。
(もし、この松葉が規定量の320gあれば、下限値は
0.6Bq/kg) 従って、この松葉は、Cs137のピーク
があるのでCs137はあることはあるが、定量は確定できない。
つまり、「定量限界未満」(この場合は1.2Bq/kg)と
なるわけです。

 当測定所では
シンメトリック社が作成した(2015年4月)「5Bq試料」
を定期的に測定して機器(zip)の正確さを担保している
ことを最後に申し添えます。

 

 

世田谷区内の公園の土と自宅掃除機フィルターと壁に掛けていた布からセシウム検出 [測定結果]

 世田谷区内の公園の土が測定所に
持ち込まれました。東京方面の検体が持ち
込まれるのは久しぶりです。

 以下、依頼主の依頼文を一部引用します。

 世田谷区内の美しい公園です。
そこに、上から80㎝ぐらいを残したまま、土が中を
覆って、長年枯れ葉もこの中で朽ちて堆積している
古井戸があります。
 自前のガイガー(TERRA-P ロシア製)で
測定したところ、この庭園の空間線量は
1mで0.13~0.17μ㏜まで幅がありました。
又、古井戸以外の地表にガイガーを置くと大体0.15が平均でした。
でも古井戸中の土の直置きでは0.22をつけました。
明らかに数値が上がりました。枯れ葉を取り除き、その下の
土を掘り採取しました。 以上引用

 この土をZIPで測定しました。
セシウムの量が多いと予想してビニール袋を
3重にして充填しました。

1485576159610.jpg

チャートはこれです。

20170119setagaya-tuti.jpg

 原発事故由来の「セシウム3兄弟」のピーク
(ZIPではKevの半数で表示されます)が
はっきりと見ることができます。普段は10時間測定する
ところですが、3時間弱で止めました。
AllCsは重量換算して250Bq/kgとなりました。
但し、下限値は12.3Bq/kg。

 空間線量も、もしこの場所から動かずに1年間
生活すれば、年間1.93m㏜になります。
その上にこのセシウムを含んだ空気を取り入れれば、
間違いなく内部被曝します。

 次に依頼者のご自宅の掃除機のフィルター
を測定しました。重さが7gしかないので
正確とは言えないが、チャートにはセシウムの
ピークが明確です。原発事故由来のセシウムと
思われます。ただ、重さが7gしかないので
総量は暫定値と考えて下さい。
160Bq/kgで下限値は72Bq/kgです。

20170119setagaya-soujikifilter.jpg

 次に、ご自宅の壁にかけてあった「布」
の測定です。原発事故前から掲示していたものだそう
です。
 チャートをご覧下さい。
20170119setagaya-nuno.jpg

 これもセシウム3兄弟がしっかりと見ることが
できます。重量換算して9.6Bq/kgとなりました。
但し、下限値は2.7Bq/kg

 東京の蛇口水が汚染されているのは、
原子力規制委員会も認めていることです。
詳しくはこちらをご覧下さい。

 東京が本当に安心して住むことができるのか?
その懸念を益々感じさせられた測定でした。



 


2016年12月測定結果 [測定結果]

 遅れましたが、12月の測定一覧表を
アップします。

 12月はzipをワインセラーに収納する作業や
測定デモンストレーションに時間を取られ
少しの測定にとどまりました。

 一覧表をご覧ください。

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 主な検出例は「千葉産のサザエ」です。
1.9Bq/kgでしたが、これを湯がくと
「定量限界未満」となりました。

2016年11月測定結果 [測定結果]

 11月度の測定結果をお知らせします。一覧表です。
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 特徴的な事例を順次紹介します。

まず、加工品での検出例を紹介します
<11/3のアメリカンソース>
20161103amerikanso-su.jpg

 製造地は東京です。エビやワイン、香味野菜など
様々な材料が入っています。セシウム137のピークは
明確です。本機ではCs137(662KeV)の半数である331chに
表示されます。重量補正して1.9Bq/kg(下限値1.0Bq/kg)と
なりました。産地表示が義務付けされていない加工品
には十分な注意が必要です。

<11/10のそば乾麺>
 長野の工場で作られていますが、説明書きには
「北海道産のそば粉で生産」とあります。
残念ですが、Cs137、134を検出しました。
 以下、スペクトル表を参照下さい。

20161110nagano-soba.jpg

 Cs137、Cs134のピークが共に見ることができます。
重量補正して3.2Bq/kg(但し下限値は1.4Bq/kg)と
なりました。

<宮城の11/11玄米、11/26白米、11/26炊いたご飯>
 知人から送られてきた宮城のお米を
念のためと測定依頼されました。
 玄米は今年の新米です。

20161111miyagi-genmai.jpg

 懸念されたようにCs137のピークがあります。
K40によるコンプトン散乱の数値かさ上げを相殺して
1.1Bq/kgの検出となりました。

 そこでこの玄米を精米した白米の測定を
行いました。以下、その結果です。ご覧下さい。

20161126miyagi-hakumai.jpg

 Cs137のピークは見えます(331chのところ)が
値は0.6Bq/kgですが、下限値が0.6Bq/kgなので
「定量限界未満」となりました。

 次に、それを水で研ぎ、炊飯してみました。

20161126miyagi-gohan.jpg

 Cs137のピークはかすかに見える(331chのところ)ので
「定量限界未満」と判断しましたが、玄米の段階で存在した
Cs137はほとんどなくなっています。
 なので、依頼者さんには食べる前の「入念な研ぎ」を
お薦めしました。これはこれまでの測定経験からも
大事な点だと思います。

<11月福島の請戸川河川敷の泥土>
 福島浪江町付近を流れる請戸川の河川敷から採取した泥土が
持ち込まれました。
 請戸川に関係する行政のHPを見ると
水は2~3Bq/kgだが、底質は2万~38万Bq/kgあるとの
記述があるので、慎重な作業を行った。

201611hukusima-dorotuti.jpg

 持ち込まれた検体が320gより多かったので
重量補正して14800Bq/kgになりました。あまりの
セシウムの多さのために、40分で測定を中止。
 Cs137、134のピークがそのKeVにぴったりと
恐ろしいほどに合致しています。この検体は
多くの水分を含んでいるので乾燥させた320gを
測ればその倍近い数字を示すのではないか?と
思います。また、ストロンチウムのようなβ線を
出す核種もこれに含まれているのでは?とも
思います。
 福島原発事故での大量の放射性物質が
いかに環境に甚大な被害を与えるものかということが
よくわかります。放射性物質を無害化できるのは、
「膨大な時間経過」だけなのです。その間、放射線を
はき続けて人体や環境に被害を与え続けて行くのです。

 ちなみに採取した場所の空間線量は依頼者の話に
よると「地面から10㎝で2.36μ㏜/h」だったそう。
年間に換算すると20m㏜を越えるところです。

続きを読む


2016年10月の測定結果について [測定結果]

 遅くなりましたが、10月度の測定結果を
お知らせします。

 まず、一覧表です。

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 主な検出例を紹介します。

<10/11 ほうじ茶>
 大手スーパーで売られていたほうじ茶です。
セシウムのピークが出ています。
134と137のバランスも悪くありません。
重量補正して3.0Bq/kgとなりました。

 昨年に続き、福島の米が持ち込まれました。
3種類の玄米とその白米です。

<10/20もち米玄米と白米>
 その中で、最近避難解除された地域の
お米の結果を説明します。
 まず、「もち玄米」のチャートです。
20161020hukusima-motigenmai.jpg

 セシウムのピークが見えます。
セシウムの吸着を防ぐためにカリウムの
化学肥料やゼオライトを土に混ぜる努力を
されていますが、まだまだセシウムが
出ています。昨年とほぼ同じ量です。

 この玄米を精米した白米のチャートが
これです。

20161020hukusima-motihakumai.jpg

 Cs134はほとんど見当たりません。
精米のぬかに含まれていたセシウム134が
なくなったからだと思われます。

 ただ、ストロンチウムなどセシウム以外の 放射性物質の有無については私たちの 機器では調べることができませんので、 ご注意ください。
 福島のほかの地域の米についても
昨年とほぼ同等の数値がでたように思います。

 もし、このお米を食す時は、何回も入念に
研ぐことを推奨いたします。

<10/24の生そば>
20161024simane-namasoba.jpg

 セシウム137のピークが明確です。
(331chのピーク参照 本機では数値は
半分で表示されています)
 ただし、K40によるセシウムかさ上げ効果を
減殺して0.9Bq/kg(下限0.6Bq/kg)となりました。
 生産地は島根ですが、原料のそば粉産地名の
記載はありません。加工品は購入の際に
産地を参考できないという例の一つだと
思います。

 他に<10/25の兵庫県産玄米>からも
セシウム137が出ました。これは、原発事故由来
ではなく、大気中核実験やチェルノブイリ事故から
の影響と思われます。精米すると定量限界未満に
なりました。

 高槻・市民放射能測定所は1品500円(会員)
で食べ物を測ります。お気軽にお越しください。
検体の持ち込み方はこちらを参照してください。


 








2016年9月測定結果について [測定結果]

2016年9月の測定結果です。

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 9月は全部で15品目でした。
主な検出例を2つ紹介します。

<9月15日静岡の緑茶>
 2016年「新茶」の表示あり。

20160915sizuika-sentya.jpg

 炭酸カリウム2gをバックグランドにして
スペクトル表を表出しました。
Cs137(331ch)のピークが明確です。Cs134の
ピークは見えません。福島原発事故のセシウムは
減衰しているのでこのCs137が原発事故由来なのか
どうかはわかりません。
 しかし、重量補正すると4.5Bq/kgとなりました。

<9月26日の長野のそば>
20160926nagano-soba.jpg

 バックグラウンドは測定室を空にした
時のものを使いました。
 Cs137のピークは明確です。Cs134は数値は出ていますが
ピークが見えませんので誤検出と判断しました。
 検体は320gありますので重量補正は不要です。
残念ですが、2.0Bq/kgとなりました。

 その他の検出例もすべてCs137のみです。
チェルノブイリ事故から30年、放出されたCs137は
やっと半減したところです。大気中核実験の影響も
今なお少なからず残っていることは肝に
銘じておく必要があると思います。

 10月の「無料測定会」は22(土)13時~15時
行います。ご希望の方は、事前にメールか
電話で申込みの上、320gの検体を
お持ち下さい。
 072-669-1897 hsnk@tcn.zaq.ne.jp

zip測定能力のチェック [測定結果]

 当測定所が使用しているCsIシンチレーションZip
わずか320gの検体で10時間測定することで
ほぼ下限値0.6~0.9Bq/kgまで測定が可能という
優れものです。

 私たちは、このシンメトリック社Zipの測定能力を
次の試料を使って定期的にチェックしています。

20160915_104517.jpg

  シンメトリック社の2015年4/1提供の「5Bq試料」です。
この試料は、 「Cs137が3.89Bq、Cs134が1.11Bq、 合計5Bq」と
いうもの。一級の検査技師でもある野中社長が作成したものです。

 両Csともご存じのように放射線を出して
崩壊していきます。(半減期はそれぞれ30年と2年)

 <2016年9/1測定結果>

 2015年4/1から518日経過しています。その時点での
Cs量は理論値では、
Cs137が3.77Bq、Cs134が0.7Bqで、合計4.47Bqと
なっています。

 スペクトル表を見てみましょう。

20160902-5Bq試料.jpg

 Cs137は4.0Bq/kg、Cs134は0.5Bq/kg、合計4.5Bq/kgと
なりました。若干の誤差はありますが、ほぼ理論値と
同じ結果が出ました。

 確かな試料を使って測定能力をチェックし、それを 公開することは非常に大切であると私たちは
考えています。

 測定への信頼に関わるものと思います。

8月測定結果について [測定結果]

 2016年8月の測定結果についてお知らせします。
8月はお盆期間中の閉所もあり17品目を
測定しました。

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 特徴的な検体について説明します。

<8/24の福島マスク>
 6月に福島市内へボランティアに行かれた
方が、一日4時間の屋外にいた時に使用した
マスク4枚分(約50g)です。

 20160824福島マスク.jpg

 セシウムのピーク(662keV スペクトル表では331chに表示)
はありません。念のため20時間測定を行いましたが、
不検出と判断しました。
 ただ、このマスクの性能がよくわかりません。
セシウムは濾過できなかったのかもしれません。
もちろん、β線を出すストロンチウムなどはこの
機器では測定できません。

<8/28福島もやし2>
 秋田市内で販売されていた「福島県産もやし」
を2種類測定しました。普通1パック40円前後
で売られているもやしですが、秋田のスーパー
では福島県産のもやしが20円を切って売られて
いたそうです。
 もやし1は、1パック20円少し、もやし2は20円を切る
価格。

 もやし1は「定量限界未満」でした。セシウムの
ピークはあるので、セシウムがあることは間違いないが、
下限値より低いので、その量を定めること(定量)が
できないことを意味します。

20160828-福島もやし2.jpg

 もやし2のスペクトル表です。
Cs137のピークは少なくとも間違いなく
存在します。合計で0.9Bq/kgとなりました。
もやしの主成分はほとんど水ですので
もやしを乾燥させて測定すればもっと
正確な測定ができますが、量が足りません。

<8/27 カレールー>
20160827-カレールー.jpg

 大阪で売られていた「子ども用」と表示の
あるカレールー」を測定。
 Cs137のピークは間違いなく存在します。
合計で1.3Bq/kgです。
 少なくとも「子ども用」としては不適切な
商品といわざるを得ません。
加工品は産地表示が義務づけられていません
のでセシウムの出所を特定できないのです。

 今後も加工品へのセシウム混入に警戒が
一層必要です。

 不安に思ったら是非一度測定して
見ましょう。当測定所は1品500円(会員)
で測定しています。

6月測定結果の一部訂正(6/16抹茶入り煎茶にははやりCsがあった) [測定結果]

 6月の測定一覧を再掲します。

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 6月の測定結果ですが、どうしても
気になるものが1つありました。

6月16日静岡抹茶入り煎茶>です。

 この時点での評価は、Bi214を誤検出していると
判断し、「不検出」としました。
 しかし、これまで多くの静岡茶を測定してきましたが
そのほとんどが数ベクレルは検出していましたので、
気になっていたのです。そこで、8月再測定を
行うことにしました。と共に懇意にして
もらっているゲルマ測定器(テクノエービー社TG1508)を
お持ちの測定所にも測定依頼を行い、
クロスチェック(48時間測定)を行いました。

(1)当測定所の再測定の結果
20160805izuoka-sentya.jpg

 検体の重量(当使用機器は320gが基本)が
220gなので重量補正をした結果、
 AllCs:2.5Bq/kg Cs137:1.6Bq/kg Cs134:0.87Bq/kg
となりました。ただし、重量が320gに満たないので
下限値1.3Bq/kgです。

 どの測定器(シンチレーション)でも、K40の値が大きと
コンプトン散乱を引き起こし、セシウムの量を多めに
測定してしまいます。特にK40 の多いお茶は尚更です。
 そこで当測定所の使用機器(Zip)では、K40の影響を
限りなく小さくするためにBG(バックグラウンド)に
重さの異なる数種類の炭酸カリウムのスペクトルを
測定してそれをBGにしています。
 このお茶の場合は3gの炭酸カリウムを
BGにすると、このお茶のK40の影響を限りなく小さく
することができました。

(2)ゲルマでの測定(48時間)結果
 ゲルマで48時間測定して頂いた結果が
出ました。

 AllCs:2.3Bq/kg Cs137:1.9Bq/kg Cs134:0.4Bq/kg 下限値は0.3Bq/kg
 
 ゲルマの測定結果と当測定所のそれとは
Cs134の数値は若干異なるとはいえ、
総量ではほど同じ結果となりました。
私たちは、こうしたクロスチェックを時々行うことで
測定の精度を確かめています。

 結論:6/16測定、8/5再測定した「静岡抹茶入り
煎茶」では総量2.3Bq/kg~2.5Bq/kg程度の福島原発事故 由来のセシウムがありました。
  
 以上、訂正いたします。(T)



2016年7月の測定結果について [測定結果]

 7月の測定結果をお知らせします。
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 セシウム検出例をお知らせします。

<7/14和歌山イサキ>
 5月に測定した(5/25)和歌山のイサキと同じ日に
釣れた別個体を測りました。内蔵を取り出して
可食部だけを測定。5/25の個体は1.1Bq/kg(下限値
0.9Bq/kg)でしたが、今回もほぼ同じの1.2Bq/kg
(下限値0.9Bq/kg)

 赤いスペクトルは個体のもの、土色のスペクトルは
K2CO3の0.5gバックグラウンド(BG)です。K40の値が
大きいとコンプトン散乱がおきて、セシウムの
測定結果をかさ上げするので、私どもの測定所では
できるだけK40の値を下げるBGを検体に合わせて
使用しています。
 同じ日に釣れた2固体のイサキの測定結果が
ほぼ同じになりました。

<7/17の干し椎茸>
2016717nara-siitake.jpg

 奈良産の干し椎茸を測定しました。
重量補正して、残念ながら6.2Bq/kg(下限値2.6Bq/kg)を
検出。これまでの測定でも椎茸からCs137の検出例は
時々ありましたし、他の測定所でも検出例は
よくあります。原木が福島産でなくても大気中
核実験やチェルノブイリ事故によって汚染されて
いると考えるしかありません。

 そこで、この干し椎茸を水によく戻した後に
その水をよく絞って測定しました。

 その結果が次の<7/17水戻し椎茸>です。

2016719nara-siitake-mizumodosi.jpg

 0.7Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)となりました。
セシウムは水に溶けるので、減衰したものと
思われます。福島のお米や白菜でも過去に
試してみましたが、同様に減衰効果を得ることが
できています。もちろん、干し椎茸の戻した
だし汁は料理には使えません。
 ちなみにブログ管理者の私は、福島事故以来、
「椎茸」は購入していません。

 8月は次に期間を閉所いたします。 8/12(金)~8/17(水)

 なお、8/25(木)、8/26(金)に 親子無料測定会&見学会を行います。お子様の
夏休み「自由研究」にどうでしょうか?
共に1時~3時です。