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6月測定結果の一部訂正(6/16抹茶入り煎茶にははやりCsがあった) [測定結果]

 6月の測定一覧を再掲します。

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 6月の測定結果ですが、どうしても
気になるものが1つありました。

6月16日静岡抹茶入り煎茶>です。

 この時点での評価は、Bi214を誤検出していると
判断し、「不検出」としました。
 しかし、これまで多くの静岡茶を測定してきましたが
そのほとんどが数ベクレルは検出していましたので、
気になっていたのです。そこで、8月再測定を
行うことにしました。と共に懇意にして
もらっているゲルマ測定器(テクノエービー社TG1508)を
お持ちの測定所にも測定依頼を行い、
クロスチェック(48時間測定)を行いました。

(1)当測定所の再測定の結果
20160805izuoka-sentya.jpg

 検体の重量(当使用機器は320gが基本)が
220gなので重量補正をした結果、
 AllCs:2.5Bq/kg Cs137:1.6Bq/kg Cs134:0.87Bq/kg
となりました。ただし、重量が320gに満たないので
下限値1.3Bq/kgです。

 どの測定器(シンチレーション)でも、K40の値が大きと
コンプトン散乱を引き起こし、セシウムの量を多めに
測定してしまいます。特にK40 の多いお茶は尚更です。
 そこで当測定所の使用機器(Zip)では、K40の影響を
限りなく小さくするためにBG(バックグラウンド)に
重さの異なる数種類の炭酸カリウムのスペクトルを
測定してそれをBGにしています。
 このお茶の場合は3gの炭酸カリウムを
BGにすると、このお茶のK40の影響を限りなく小さく
することができました。

(2)ゲルマでの測定(48時間)結果
 ゲルマで48時間測定して頂いた結果が
出ました。

 AllCs:2.3Bq/kg Cs137:1.9Bq/kg Cs134:0.4Bq/kg 下限値は0.3Bq/kg
 
 ゲルマの測定結果と当測定所のそれとは
Cs134の数値は若干異なるとはいえ、
総量ではほど同じ結果となりました。
私たちは、こうしたクロスチェックを時々行うことで
測定の精度を確かめています。

 結論:6/16測定、8/5再測定した「静岡抹茶入り
煎茶」では総量2.3Bq/kg~2.5Bq/kg程度の福島原発事故 由来のセシウムがありました。
  
 以上、訂正いたします。(T)



2016年7月の測定結果について [測定結果]

 7月の測定結果をお知らせします。
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 セシウム検出例をお知らせします。

<7/14和歌山イサキ>
 5月に測定した(5/25)和歌山のイサキと同じ日に
釣れた別個体を測りました。内蔵を取り出し
可食部だけを測定。5/25の個体は1.1Bq/kg(下限値
0.9Bq/kg)でしたが、今回もほぼ同じの1.2Bq/kg
(下限値0.9Bq/kg)

 赤いスペクトルは個体のもの、土色のスペクトルは
K2CO3の0.5gバックグラウンド(BG)です。K40の値が
大きいとコンプトン散乱がおきて、セシウムの
測定結果をかさ上げするので、私どもの測定所では
できるだけK40の値を下げるBGを検体に合わせて
使用しています。
 同じ日に釣れた2固体のイサキの測定結果が
ほぼ同じになりました。

<7/17の干し椎茸>
2016717nara-siitake.jpg

 奈良産の干し椎茸を測定しました。
重量補正して、残念ながら6.2Bq/kg(下限値2.6Bq/kg)を
検出。これまでの測定でも椎茸からCs137の検出例は
時々ありましたし、他の測定所でも検出例は
よくあります。原木が福島産でなくても大気中
核実験やチェルノブイリ事故によって汚染されて
いると考えるしかありません。

 そこで、この干し椎茸を水によく戻した後に
その水をよく絞って測定しました。

 その結果が次の<7/17水戻し椎茸>です。

2016719nara-siitake-mizumodosi.jpg

 0.7Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)となりました。
セシウムは水に溶けるので、減衰したものと
思われます。福島のお米や白菜でも過去に
試してみましたが、同様に減衰効果を得ることが
できています。もちろん、干し椎茸の戻した
だし汁は料理には使えません。
 ちなみにブログ管理者の私は、福島事故以来、
「椎茸」は購入していません。

 8月は次に期間を閉所いたします。 8/12(金)~8/17(水)

 なお、8/25(木)、8/26(金)に 親子無料測定会&見学会を行います。お子様の
夏休み「自由研究」にどうでしょうか?
共に1時~3時です。
 

2016年6月測定一覧 [測定結果]

 機器のトラブルで6月は後半に測定できず、
検査総数が減りました。

 まず一覧表を見てください。
 
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 検出例を説明します。

<6/10 千葉の落花生>
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 落花生は地中に実をつけます。土壌汚染の
影響を受けていることがわかります。
重量補正して2.1Bq/kgの検出。但し下限値は1.2Bq/kg

 

<6/12 静岡の培養土>
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 どこにでも売っていそうな家庭菜園用の
培養土です。重量補正して2.9Bq/kgとなりました。
 但し下限値は1.4Bq/kg

 環境省は8000Bq 以下の放射性廃棄物含む除染土
を公共事業に再利用しようとしています。
(100Bq を超えるものはドラム缶に入れて管理する
ことになっているにも関わらず)
放射性物質を含んだ廃棄物が有償で引き取られる
はずはありません。逆に渡す側がお金を払って
引き取ってもらう(これを「逆有償」という)しか
ありません。
 この方針でいけば、除染土は産廃業者には
「金のなる木」になります。政府からお金を
(これは私たちの税金)もらって、除染土を「再利用
」する。これは「税金を使っての汚染の拡散」です。

 東電という一私企業が引き起こした事故の
後始末を税金で処理し、あまつさえ汚染を
全国に拡大するという二重に問題があると
言えます。

 「培養土」「腐葉土」と名前を変えて
全国に売られる日が遠くないことを思わせます。 

2016年5月測定結果について [測定結果]

 5月測定一覧のアップが遅れてすいません。
6/5の3周年イベントの後始末に追われていました。

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 今月は、志賀高原によくキャンプに行かれる
会員さんから土やクマザサの検査依頼が
ありました。

<5/17山の土>
20160517sigakougen-yamatuti.jpg

 民宿近くの山の土です。
これくらいのセシウムがあると、Cs134とCs137の
比率も正確になります。トータル7.4Bq/kgと
なりました。<5/19の道路脇の土>は民宿へ
通じる道路そばの土です。山の土と
ほぼ同じ結果となりました。

<5/17熊笹>
20160517kumazasa.jpg

 民宿そばに自生する熊笹です。
セシウムはトータルで1.3Bq/kg、乾燥されていて
重量が少ないので、下限値は5.8Bq/kgですが、
重量補正して12.6Bq/kgとなりました。

 福島原発事故で放出された放射性物質は
近隣の都県に降り注ぎました。Cs134は
半減期2年ですが、Cs137の半減期は30年です
から、否応なしにセシウムに「つきあわされる」
ことになります。くれぐれもご注意を!

 ちなみに5/18の「志賀高原の沼の水」ですが、
依頼者は「水も汚染されているかもしれない」と
思われて測定依頼をされました。
 水そのものからはセシウムは検出されませんでした。
仮にセシウムが水中にあったとしても、濃度が
低いからでしょう。詳しく調べるには、
イオン交換器を使って濃度を高めてから
測定しなければなりません。大量の水と時間が
必要です。そこで、一つの方向としてこんな
方策も考えられます。志賀高原に降り注いだセシウムは
沼では底に沈殿しているものと考えられます。あまり
余り薦めることはできませんが、底の表面を
削るようにして検体を捕ってもらえれば
沼に沈殿したセシウムの量もわかるのではないかと
思います。

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2016年4月測定結果について [測定結果]

 遅くなりましたが、4月度の測定結果をお知らせします。

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 今月も28品目を測定しました。
特徴的なものを紹介します。
<画像1>
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 大阪の工場で作られたチップ状の堆肥。
セシウム137(331ch)のピークが明確。
セシウム134(398ch 602ch)にもかすかに
ピークが出ています。原発事故で汚染された
木材を使っているとしか考えられません。
 なにせ肥料の基準は400Bq/kgですから、
業者も混ぜ放題となるのではないでしょうか?
 重量補正の結果、全セシウムは4.2Bq/kgと
なりました。

<画像2>北海道の鹿肉

20160414sikaniku.jpg

 セシウム137(331ch)のピークが見えます。
重量補正して3.8Bq/kgとなりました。
 北海道は日本の中ではチェルノブイリ事故の影響を
最もうけた地域といわれます。チェルノブイリ事故から
まだ30年。。セシウム137はやっと半減したところです。

<画像3>
20160418handbag.jpg

 依頼者は、2011年の福島原発事故後3年間
東京に住んでこのハンドバックを使ったそう。
 両セシウムのピークが明確に出ています。
重量補正して7.1Bq/kgを検出。汚染されている
東京で毎日セシウムを「経口摂取」していた
ことの恐ろしさを依頼者は実感されたとのことです。

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2016年3月測定結果について [測定結果]

 2016年3月度の測定結果を報告します。

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東京世田谷の屋外に置いていたコンテナ
 333Bq/kgのセシウムを検出した園芸用シュロを
保管していたコンテナの本体上部を濡れティッシュ
拭き取り測定しました。

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 ティッシュの容量が少ないので
正確とは言えませんが、推定400Bq/kgを超えました。
コンテナの中より本体上部のようが汚染は
高いとの予想が当たったことになります。

<生椎茸>
 3月度の測定で喜びたいのは、大分県の生椎茸が
「不検出」だったことです。
これまで、椎茸の測定経験では「数ベクレル」か
「定量限界未満」であることが多かったのですが、
今回の椎茸は不検出でした。
 スペクトル表をご覧ください。

20160319oita-siitake.jpg

 Cs137は本測定所の測定器zipでは331ch付近に
表示されます。写真の通りピークが全くありませんし、
数値もマイナスです。一方Cs134は1Bq/kgと
表示されていますが、表示される398chにはピークは
ありません。
 Cs137もCs134も人工放射能です。半減期30年のCs137が
存在しないのに、半減期2年のCs134が存在するのは理論上
あり得ないので、「Cs134、1Bq/kg」というのは誤検出と
考えられます。
 よって、今回持ち込まれた大分生椎茸は「不検出」と
判断しました。

<定量限界未満について>
 3月度の検査結果はほとんどが「不検出」か
「定量限界未満」ですが、「定量限界未満」は
「不検出」ではありません。品目によって下限値が
0.6Bq/kgか0.9Bq/kg以下なので、セシウムの
ピークはある(セシウムは確かにある)が
下限値以下なので「量を定める」ことができない
ということを意味しています。
 簡潔にいうと「定量限界未満」とは「機械の性能上
その量を定めることはできないが、セシウムはある」と
いうことです。
「定量限界未満」だからといって安心はできないのです。

 
 

2016年2月測定結果について [測定結果]

 2月の測定結果を報告します。

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 33品の測定、ほとんどが不検出か定量限界未満
でした。個人的な話で恐縮ですが、よく購入する
「ノルウェーの塩鯖」が不検出だったのは
嬉しい限り。
 さて、特徴的な事例を説明します。

<そうめん2種(香川産と兵庫産)>
 加工品なので、小麦の産地表示なし。
香川産からは次のスペクトルのように検出。

20160210so-men.jpg

 一方、兵庫県産のそーめんからはセシウムは
不検出でした。

20160220hyogo_so-men.jpg

 数値は出ていますが、Cs137のピーク(662KeV、スペクトル表では331Ch)
が見えませんので、Cs134は誤検出と判断できます。

宮城蛎殻石灰>
 阪神・市民放射能測定所の要請でクロスチェックしたもの。
蛎殻を粉砕して肥料として使用するものです。
20160216kakigarasekkai.jpg

 阪神測定所ではオールCsが14Bq/kg(2015年3/1測定)で
したので、ほぼ妥当な結果と言えるでしょう。
蠣殻石灰は土地改良や鳥えさ用で全国に流通している
ので注意が必要です。


世田谷区の園芸用シュロ>
 依頼者によると、原発事故前に購入して、世田谷の
ご自宅のベランダのコンテナの中で写真のような状態で
シュロ皮を保管されていたとのこと

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 2014年1月にご自身が体調異変を感じて
世田谷から大阪に避難された時に一緒に
移送された。結局、約3年間世田谷の自宅ベランダで
大気中にさらされていたことになります。

 スペクトル表は次の通り。
 
20160227setagaya-syuro.jpg

 「Cs3兄弟」のピークが明確に出ています。
原発事故由来であることは間違いありません。
重量補正すると333Bq/kgものセシウムが現出。
Cs137:Cs134の比率が1:0.238なので、推定理論値より
少しCs134が多い測定結果になりますが、大凡範囲内と
考えます。
 東京世田谷区では福島事故から放出された
放射性物質がコンテナの中にも入り込んでいたことが
証明されました。

 呼吸や食品摂取による内部被曝には
注意してもしすぎることはないと
肝に銘じたいと思います。



2016年1月測定結果の一部補足と修正 [測定結果]

 1月の測定結果一覧表で一部記載漏れが
ありました。また、下限値も一部重量補正
していないところがありましたので、補足・
修正したものをアップします。
 それらの箇所は黄色の着色をしています。

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2016年1月の測定結果について [測定結果]

 2016年1月の測定結果をお知らせします。

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 特徴的な事例を説明します。

<1/6エアコンフィルター>
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 依頼者が原発事故~2013年夏まで千葉県K市で
使用していた自家用車のエアコンフィルターです。
 千葉の汚染のすさまじさを垣間見る思いです。
 原発事故由来のいわゆる「セシウム3兄弟」が
はっきりと示されています。Cs134とCs 137の
バランスも正確です。
 重量補正して159.8Bq/kgとなりました。依頼者が
セシウムに汚染された空気を吸っていたかと
思うと胸が痛みます。

<1/18北海道鹿肉>
 依頼者も驚く結果となりました。少なくともCs137の
ピークが明確です。これも重量補正して8.3Bq/kgと
なりました。北海道はチェルノブイリと緯度が同じくらい
ということもあり、日本国内では最もその
影響を受けた所といわれます。鹿は草や木の皮などを
食します。汚染されたものを蓄積した可能性が
あると思います。

<1/30北海道の2015年白米>
 安心してよい事例を報告します。チェルノブイリの
影響を最も受けている北海道ですが、お米となると
地中のセシウムは必ずしもすべてがお米にいくわけでは
ありません。スペクトル表を見てもすべてがマイナス
であり、Cs137,Cs134のピークも全くないことが
明らかです。お米はしっかり精米してしっかり
研ぐことでセシウム除去しましょう。

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2015年12月測定結果について [測定結果]

 おけましておめでとうございます。
高槻・市民放射能測定所は今年も内部被曝ゼロを
めざし、食品等を全力で検査して参ります。
 よろしくお願いします。6/5(日)14時から
「開設3周年イベント」を行います。
ビックゲストを予定しています。詳細決まり次第
お知らせします。

 さて、2015年12月度の測定結果をお知らせします。

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 セシウム検出例を何点か説明します。
「定量限界未満」とは不検出ではなく、「存在するが
定量的な数値が出ない」ということなので注意ください。

<12/4 茨城県の2015年産玄米
 驚きの数値(14Bq/kg)がでました。既報です。

<12/2、3の福島白米>
 避難解除準備地域の2015年産のうるち米を精米しました。
 これを測ると1.9Bq/kg検出。
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 しかしこれをよく洗浄して測定すると
定量限界未満となりました。
20151202hukusima-hakumai-senjo.jpg

 セシウムは水によく溶けます。逆に言うと
セシウムを含んだ野菜を煮だしたときは
その水が捨てることです。

<12/7滋賀県の干し椎茸>

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 これは、持ち込まれた方が自家製された干し椎茸です。
使用する原木は大阪産でしたが、セシウム137を
検出しました。重量補正して8.9Bq/kg。ただし
要領が少ないので検出下限値は2.88Bq/kgです。
大気中核実験やチェルノブイリ
影響が今なお残っていることを意味します。

<12/18大分県産の干し椎茸>

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 これは市販されている干し椎茸です。
 容量が少ないことやK40の数値が高いことから
 セシウムの数値を押し上げているとおもわれるので
 微妙なところですがセシウム137のピークは明確です。

<12/22 お好み焼き粉>
 大手コンビニで売られていたお好み焼き用の粉です。

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 オールセシウムは1.6Bq/kgですが、いわゆる
「セシウム3兄弟」のピークが見られます。
 福島原発事故由来のセシウムが含まれていると
判断できます。
 加工品のため産地記載が義務付けされていない
だけに、汚染した食品が紛れ込むことが
あるので、今後も要注意です。